先日 喫茶店でコーヒーを飲みながら週刊誌を見ていたところ、消費税に携わった首相2名の記事が紹介されていました。消費税法案を成立させた「竹下登」、現在消費税増税にまい進している「野田佳彦」両首相。
両者の所信表明で奇しくも江戸時代の学者の言葉を引用していました。
竹下首相は心学の開祖:石田梅岩の
「若し聞く人なくば、たとひ辻立ちして成とも、吾が志を述べん」
(資料により表現が異なりますが、週刊誌に載っていた分を引用しました)。
一方 野田首相は儒教学者:
佐藤一斎「春風を以て人に接し、秋霜を以て自らを粛む」。
私は特に石田梅岩は数年前に堺屋太一著『日本を創った12人』で初めて知った人物でした。
もう一度その本を読んでみようと思い本箱を探しましたが、見つからなかったのでネット検索することに。
ところがそこで意外なことを知りました。
実は石田梅岩の思想に二宮尊徳が影響を受け、その尊徳の考え方を、報徳博物館の佐々井典比古理事長は次のような詩で記されています。
「万象具徳」 二宮尊徳先生の教え
どんなものにも よさがある
どんなひとにも よさがある
よさがそれぞれ みなちがう
よさがいっぱい かくれてる
どこかとりえが あるものだ
もののとりえを ひきだそう
ひとのとりえを そだてよう
じぶんのとりえを ささげよう
とりえとりえが むすばれて
このよは たのしい ふえせかい
一円融合会理事長 佐々井典比古 作
このすべてひらがなになっているのが味わいがある。
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