2010年12月26日日曜日

忠臣蔵 四十七士の家紋

昨夜メーテレでご存知忠臣蔵を観たので、早速四十七士の家紋を調べてみました。

まず殿中の主役の浅野匠頭役は玉山鉄二で生真面目な純真な青年藩主が似合っていました。

また吉良上野介役の西田敏行は高家筆頭の悪役は似合っていたが、もう少し背が高かったらよかったのに。
柳沢吉保役の伊武雅刀は意外と善良で、従来の柳沢のイメージより好感が持てました。
・・家紋は次の通り。
丸に違い鷹の羽 浅野匠野頭


丸の内に二つ引き 吉良上野介
柳沢花菱 柳沢吉保

次に
四十七士の家紋 
数が多いので大変です。
家紋を分類別に多いもの順に並べてみました。

<巴紋>5人
右二つ巴) 大石内蔵助良雄(田村正和)が渋く演じました。
・・・・討ち入りのときの内蔵助の陣傘でお馴染みの家紋です。)
、大石瀬左衛門信清、大石主税良金(長男として最後まで父内蔵助と運命をともにします。)


 (三つ巴) 間瀬久太夫正明、武林唯七隆重

 <松紋>4人
(三階松)  間喜兵衛光延、間十次郎光興、間新六郎光風

 (角松葉) 茅野和助常成


<扇紋>4人
(半開き違い扇) 松村三太夫高直


(重ね扇) 貝賀弥左衛門友信、菅谷 半之丞政利
 (違い扇) 松村喜兵衛秀直


<片食紋>3人
(丸に剣片食) 岡嶋八十右衛門常樹


(剣片食) 間瀬孫九郎正辰、三村次郎左衛門包帯


<星紋>3人
 (六つ星) 近松勘六行重

 (鱗内星) 赤埴源蔵重賢







 (七星の中に星) 千馬三郎兵衛光忠

<花菱紋>3人
 丸の内に花菱 
吉田沢右衛門兼貞、吉田忠左衛門兼亮


三つ盛り亀甲の中に花菱




 <目結紋>2人
(四つ目結の二つ重ね、重ね四つ目結) 堀部弥兵衛金丸(安兵衛の義父を山本学が演じ。長老だが若いもの以上に血気盛ん。)


(四つ目結び二つ、持ち合い四つ目) 堀部安兵衛武庸(小澤征悦が演じ、四十七士の中で最も強い剣客。一貫して吉良上野介を討つことを主張する江戸急進派でした。)
<釘抜紋>2人
(瓜の内釘抜) 片岡源五右衛門高房

(釘抜) 岡野金右衛門包秀
 
 


いちじく紋>1
   ・・・・この紋 始めてみました。 
      私の図鑑には載っていません。
丸にいちじく) 前原伊助宗房
<唐花紋>2人 唐花 小野寺十内秀和、小野寺幸右衛門秀富

2010年12月25日土曜日

キンタマハジキ・・高鳥屋山山頂

去る11月7日登った飯田市と阿智村の境にある高鳥屋山に登り、山頂での出来事
植物ガイドさんの説明で

山頂のナツハゼ

「この木はナツハゼです。信州方言でキンタマハジキというそうです。」
でもこの写真では実感がわかないかもしれませんので、
もう少し鮮明な写真を添付します。
どうです!すこしは方言の意味が実感できるでしょうか?
実が熟すとこのように黒くなります

花は釣鐘状でブルーベリーに似ています

ナツハゼはツツジ科スノキ属、
5月頃、下向きにたくさんの釣鐘状の花を咲かせる。
果実は秋に黒く熟し、光沢がある。酸味があるが、よく熟したものはおいしい。

鮮明な写真で形状がよく理解できたので、もう少し方言研究してみましょう。

いろいろ楽しい方言がありましたが、簡単な分類を試みました。

分類①キンタマハジキの類
ウシノキンタマ(岐阜)
ウシノダンベイ(新潟)
キンタマハジキ(長野、愛知)、
コマノハジキ、コマノマラ、コンマラ、コンマラハジキ(長野)
テテマラ(福井)

分類②季節を連想させる類
アキグルマ(山形、新潟)
アキゴロモ(別名)

分類③実の色の類
アカノキ(山形)

分類④釣鐘状の形状から
アタマハゲ(福井、京都、和歌山、岡山)
アンドン(愛知)
ハゲノキ(和歌山)
ハゲノミ(香川)
ハゲモモ(和歌山)
ハチマキモモ(静岡小笠町)
ヤカン(山形)
ブンブクチャガマ(新潟)

分類⑤実が酸っぱいところから
カンカンスイバ(山口)
シーコ(岡山)

2010年12月10日金曜日

海老蔵 芸能紋(歌舞伎界)

最近海老蔵さんが殴打事件を起こし、連日メディアのトップニュース!
そこで今日は歌舞伎界の家紋(芸能紋)について

歌舞伎を劇場での掛け声は「海老蔵!」ではなく、屋号の「成田屋!」というそうです。
私は田舎歌舞伎(大鹿歌舞伎、下条歌舞伎)しか観にいったことがありませんのでよくわかりません。

 「成田屋」の由来は初代市川団十郎の父が成田山新勝寺

最近海老蔵さんの殴打事件で新聞・TVは連日トップニュース。
そこで今日は歌舞伎界の家紋(芸能紋)について

歌舞伎を劇場で観ていると、客席からの掛け声は「海老蔵!」ではなく「成田屋!」と言うそうです。
私は田舎歌舞伎(大鹿歌舞伎、下条歌舞伎)しか見たことがないので、聞いた話。


そこで歌舞伎界の家紋について、屋号・役者名・家紋について

噂の「市川海老蔵」は「市川団十郎」の幼名で、
屋号は「成田屋」・・初代団十郎が千葉県成田山新勝寺の近くの出身が由来。

家紋の「三枡」の由来は初代が贔屓衆から贈られた3つの枡を記念したもので、
「ますます繁盛(枡枡半升)」 にあやかったもの。

 それでは役者名、屋号、家紋(定紋と替紋)を列記します。
   役者名       屋号     定 紋        替 紋
12世 市川団十郎  成田屋    三升         杏葉牡丹
三升 定紋

杏葉牡丹 替紋
    

5世 尾上菊五郎  音羽屋    重ね扇に抱き柏  4つ輪
重ね扇に抱き柏



門弟筋 尾上松緑 四つ環に抱き柏

6世 中村歌右衛門 成駒屋   祇園守        裏梅
祇園守 定紋

裏梅 替紋




9世 松本幸四郎  高麗屋    四つ花菱      三つ銀杏
四つ花菱 定紋

三つ銀杏 替紋

15世 片岡仁左衛門 松島屋  七つ割り丸に2つ引き 追いかけ五枚銀杏
七つ割り丸に二つ引き 定紋

五つ追い銀杏 替紋


2世 中村吉右衛門 播磨屋  揚羽蝶          村山かたばみ
揚げ羽蝶 定紋

村山カタバミ

2010年11月27日土曜日

妻籠宿の江戸時代風俗絵巻行列

江戸時代の宿場町の姿を色濃く残している町並みを保存する運動
が全国に先駆けて起こり
、これを契機に「文化文政風俗絵巻行列」をはじめたそうです。

11月23日の「勤労感謝の日」に毎年行われていることは以前から知っていましたが、今年初めて来る事ができました。

前日の大雨から一転好天に恵まれ、長閑な江戸の町並みを体感できました。

行列の先頭

賑やかに笛と太鼓

なかなか様になっています

雰囲気が出ています

なんといっても一番人気! 花嫁さん でも歳が気になります

「枡形」では木曽馬から降りて

この家では椅子に座り フラッシュの嵐

一風変った吊るし柿  皮を剥かないで熟し柿の様です

広場の前では三河万歳

この子も可愛かったです

2010年11月25日木曜日

立つ鳥後を濁す?

朝食後、アウトデッキに出ようとガラス戸を開けようとしたところ、
足元にいつの間にか小鳥が!!


  シジュウカラ ではありませんか。

右足を よく見るとちょっと変です。骨折でもしたのかなー?

 時々小首をかしげているので命には別状無いようです。

しばらく事態の様子を見守ることにしました。

ガラス戸を閉めて数十センチの距離でお見合い

足が折れ曲がって見える
 このような事態になる時は、小鳥が窓ガラスに激突して、

脳震盪を起こすことが考えられますが、その音を聞いていません。


10分ぐらい経ったでしょうか、
急に両足で立ち上がり、しばらくして オシッコ
 
その後 元気よく飛び立って行きました。

 その後にお土産

『立つ鳥は 後を濁す』