2010年10月6日水曜日

小笠原家と三階菱

  小笠原家について  

『信州・伊豆木の里の小笠原屋敷ものがたり』  久保田安正著 より編集抜粋

 小笠原家は代々弓の名手として知られた家系です。
  中でも7代目定宗は後醍醐天皇に仕えていて、弓馬の秘奥をご覧に入れる機会がありました。
 天皇は貞宗の馬術と弓術をご覧になられて、その妙技に感動され「小笠原は日本の武士の弓馬の技の定めた作法にするがよい」と申され、
正三位(み)の位(くらい) を授かると共に王の字を家紋にする様に仰せられました。


しかし貞宗は、王の字をそのまま家紋にするにはあまりにも恐れ多いということで、
今までの中太の「松皮菱」を下太の「三階菱」に改めて用いることにしたそうです。
松皮菱

三階菱


  小笠原書院と興徳寺のお墓
小笠原書院 清水寺と同じ木組

小笠原書院の鬼瓦 見難いのですが「三階菱」です
興徳寺山門(鐘楼になっています)

小笠原家の「三階菱」

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